詩生活/詩ハトモダチ
なつの ぼうしを うけとめる くろいかげが よこぎる あおいくさのうえを いくつも いくつも いくつもの すいじょうきがたちのぼりながらまとわりついて汗にかわる あなたたちは てをとりあって 汗をぬぐいあう
わたしのよるは いつもやさしい ゆっくり溶けだした 果実酒のあまい沈殿のように
のろのろと褐色の壜の底をただよい はいかいし おそらく くちることなく棚にならべられ おさまる
ダイニングテーブルで 分厚い硝子容器に挿した植物の白が いきもののように伸び はびこる いきものというのは おんなの手足じみている のびてゆくさきはさきほそり さきほこるさきにはおおきなかんむりなどをぶらさげ
わたしはいつからか わらったあとに わらったことを おどろくようになった そんなにながく どこをはいかいしていたというのか またおどろく おかしいことがおかしいということにおどろく いきもののようなおんなの手足 おおきなかんむりをなくし それから
■
それから ざるにあげたもやしを 熱くしたちゅうかなべの けむりがでるほど熱くしたちゅうかなべのパラボラへほうりこむ いくつも いくつも いくつもの すいじょうきがたちのぼりながらまとわりつく脂にぶつかる そうしてようやく いきているおんなの手足へと 汗ばんだくびすじへと ちいさなこんせきのいたみをのこし しるす
いきものは そこからやっと くちはじめることができる
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てんきのいいひにはそとへでたいなにもなくていいから
なにもないことをしてみたいそれなのに
まぶしそうにつぶやくひびのこと
おおきなたくらみちいさなこえ
かがみをみてくつしたをはかずうえをみてしたをみて
あしぶみしてもくてきちまでみちのりはへいたんで
へいたんでたんちょうなくりかえしがなみのように
かみがのびたつめがのびたタバコがきれる
はながさくあたたかいくうきがへやじゅうに
まちがいはさがしてみるとみあたらず
ころがるベランダのきわにぶらさがる
はなのなははなのあなからのうにつたわる
ときおりさんぽへでようとさそいにくる
でんわのこえはなつかしいはなのように
あかくて みどりのなかで いつも うきたつ
ただ こいみどりいろに なもないくさが
ひろがっている はらっぱのようなところを
あるいていると であう なつかしいはな
それは あかくて みどりのなかで いつも うきたつ
なつかしいはなをつんでいえへかえると
もうしおれていて ほそいくきをくちにふれると
すこしすっぱい
にわのはしっこや ながしだいに てのひらを
ぱっとひらいて すてる なつかしいはな
それは あかくて みどりのなかで いつも うきたつ
ぶたにく
とりにく
ぎゅうにく
バナナ
わかります
わかりません
たくさん
すこし
あたらしい
ふるい
どのくらい
もう
まだ
これから
はやい
おそい
どうして
どちらも
すぐ
あとで
ゆっくり
もういちど
おんがく
サッカー
じかん
おくさん
えいが
あさごはん
たんじょうび
なに
ふね
あるいて
いちばんせん
ひと
ちょっとすみません
いま
なんじ
まいあさ
まいばん
まいにち
もしもし
おめでとうございます
ひまですか
いただきます
そうですね
いいですね
いっしょに
しろい
くろい
あかい
ですから
ぜひ
こまったな
おせわになりました
しつれいします
とりにく
ぎゅうにく
バナナ
わかります
わかりません
たくさん
すこし
あたらしい
ふるい
どのくらい
もう
まだ
これから
はやい
おそい
どうして
どちらも
すぐ
あとで
ゆっくり
もういちど
おんがく
サッカー
じかん
おくさん
えいが
あさごはん
たんじょうび
なに
ふね
あるいて
いちばんせん
ひと
ちょっとすみません
いま
なんじ
まいあさ
まいばん
まいにち
もしもし
おめでとうございます
ひまですか
いただきます
そうですね
いいですね
いっしょに
しろい
くろい
あかい
ですから
ぜひ
こまったな
おせわになりました
しつれいします
アーケイドは鳥かごのように
ゴチックのカタカナを並べている
ペルシア風タピの唐草模様の上で
サンドウィッチマンがあめ玉をくばる
◆
ぼくは口元までマフラーを巻いている
分厚い手袋をはめている
白鳥の並ぶボート乗り場を
橋の上から眺め写真を撮る
アスファルトを避け
集い重なる
◆
褪色した目前の
うつくしさについて
首つりの木を推測する
滑稽さについて
◆
階段をのぼる
焼き鳥屋の前を
右に曲がる
服を着た犬を連れた
男女の靴の散らばる足あと
あぱるとまん
モルタルの
メゾンブランシュ
など
◆
裸の木々を抜ける
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Je suis Bouton de pivoine
HN:
pivoine
性別:
女性
趣味:
J'aime la lecture,faire des vers et dormir...
自己紹介:
コンニチハ
竹村はなびと申しマス
詩はわたしの日々の断片です
人生においては、詩を愛するよりも、現実を愛することから始めなければならぬ。
もとより現実は常に人を裏切るものである。しかし、現実の幸福を幸福とし、不幸を不幸とする、即物的な態度はとにかく厳粛なものだ。詩的態度は不遜であり、空虚である。物自体が詩であるときに、初めて詩にイノチがありうる。
坂口安吾「恋愛論」より
Ecrire est un acte d'amour.
S'il ne l'est pas,il n'est qu'écriture.
Jean Cocteau
extrait de La difficuluté d'être
竹村はなびと申しマス
詩はわたしの日々の断片です
人生においては、詩を愛するよりも、現実を愛することから始めなければならぬ。
もとより現実は常に人を裏切るものである。しかし、現実の幸福を幸福とし、不幸を不幸とする、即物的な態度はとにかく厳粛なものだ。詩的態度は不遜であり、空虚である。物自体が詩であるときに、初めて詩にイノチがありうる。
坂口安吾「恋愛論」より
Ecrire est un acte d'amour.
S'il ne l'est pas,il n'est qu'écriture.
Jean Cocteau
extrait de La difficuluté d'être
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